チコちゃんに学べば叱られない!?大量生産フローリングが安い理由。
大量生産とは
同じものを同時に大量につくること。
建築業界では「量産品」という単語をよく使います。「量産クロス」「量産フローリング」という表現は、大量生産品という意味となります。
勉強になりますよね。チコちゃんに叱られる!
こんにちは!軽井沢と上田市を中心に
天然木の家づくりをしているハピアデザイン
坂口賢一です。
国民的番組となりつつあるNHKのチコちゃんに叱られる!
5歳児からの突拍子もない質問に、
ゲスト回答者がオロオロし、
回答できないと
ボーっと生きてんじゃねーよ
とチコちゃんに喝を入れられる番組です。
ほとんど回答ができない私は、
毎度、喝を入れられていますが、
世の中、知らないことが多いし、
考えたこともなかったことに気づきます。
まさに、ボーっと生きてるわけです。
考えなくても、
知らなくても、
日々の暮らしでは困らないぐらい、
私たちの日常は、
便利で快適ということですが、
チコちゃんに教えてもらったことで、
よりよい選択ができるようになります。
知らないより、
知っていた方がいい情報って、
たくさんありますね。
塗装することで早く、安く大量につくることができるようになった。
ピアノの話です。
チコちゃんからの問いは
「なぜピアノは黒いの?」でした。
XジャパンのYOSHIKIのように透明なピアノもありますが、
大部分が黒いですよね。
家庭によくあるアップライトピアノも
真っ黒が主流。
もともとは塗装のない、
木目を生かした茶色が主流でした。
ピアノはヨーロッパ発祥。
乾燥していたヨーロッパから、
湿度の高い日本にやってきて、
ピアノも大変だったんです。
木材は動きます。
乾燥していれば動きは小さくなりますが、
湿度が高いと、
その動きが大きくなり、
音色も変わってしまうため、
ピアノを日本で普及させるためには、
湿気対策が必要になったのです。
そこで湿気対策として、
表面に漆を塗ることを発想しました。
漆は湿気対策として
縄文時代から使用されていた
馴染みある素材。
黒以外に、赤漆もありますが、
格式の高さを理由に、
黒が選択されたと、
チコちゃんでは解説がありました。
こうやって黒くなったピアノですが、
漆を塗ったことで、
生産性とコストダウンが実現したことに、
私は注目をしました。
その理由は、
漆を塗る前は、表面の木目模様が繋がるように
素材を厳選する必要がありました。
しかし黒く塗ったピアノでは、
その手間が省けたため、
コストダウンにつながったというのです。
コレ、フローリングでも同じことが言えるんです。
フローリングを量産できる理由の1つが塗装
木製品には木目があります。
その木目は、一定ではありません。
でも継ぎ目の部分は
柄があっていた方が美しく見えます。
でも1つとして同じ繰り返しのない天然の樹木。
それでも木目を合わせようとすると、
素材の選定などに
時間と、コストがかかります。
漆を表面に塗ったことで、
その悩みが解消されたのです。
漆、つまり塗装することを
前提とするならば、
柄合わせを考える必要がなく、
素材を無駄なく利用でき、
選定の時間も必要がなくなり、
コストダウンに繋がったのです。
天然素材の柄合わせは、
工業製品とは比較にならないほど
時間がかかります。
フローリングでも高額となる傾向があります。
でもピアノと同様に、
木目が見えないほど、
塗装をしてしまえば、
捨てる材料も少なくなり、
製造コストが抑えられます。
色柄が均一なフローリングは、
柄合わせの必要がなくなり、
工事時間が短縮され、
それもコストダウンに繋がるのです。
でも塗装しているから違いが分かりにくくなる
フローリングは、
価格の違いが分かりにくいとよく言われますが、
どんな原材料であったとしても、
塗装で美しくなってしまうことが、
1つの理由です。
最近では塗装の技術も上がり、
天然目のような塗装仕上げも容易で、
見極めが非常に難しくなっています。
塗装で美しく仕上げることができる。
捨ててしまうような素材であっても
塗装で活かすことができれば、
それは資源の有効活用というメリットと、
木材そのものの良し悪しが
見極めにくいという側面もあるのです。
大量生産品に無塗装フローリングはありません
塗装は表面を美しく仕上げる目的の他に、
保護する役目も担っています。
汚れが付きにくく、劣化も防ぎます。
でも木材が高品質であれば、
劣化も遅いし、
高温多湿にも順応してくれます。
それが結果、耐久性の違いに現れるのです。
グレードの高い木材なら、
無塗装品や、
ガチっと塗装されていないナチュラルな塗装で
仕上げたフローリングも手に入ります。
そして色柄の均一さを、
強く求めないのであれば、
手の届く金額で、
誤魔化しのない高品質のフローリングが、
手に入るのです。
当社では積極的に
無垢フローリングをご提案しています。
無垢フローリングの気持ち良さを
一度知ってしまうと、
合板フローリングには戻れません。
ハピアデザインでは現場見学会なども
開催しています。
無垢フローリングについて、
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