あなたの家にもあるかも!?かくれカビ。梅雨に結露を発生させない工夫が住まいの環境を整えます。
TVは見ますか?
最近はYouTubeやNetflixなど、
動画コンテンツが充実していて、
子供の頃のように、
みんなでTV番組で盛り上がる、ということが減りました。
同じ番組をみていないと、
話についていけなくて…。
ということもなく、
まさに多様性。
同じ話で盛り上がれなくても、
お互い知っている情報を交換し合えて、
違う楽しさがありますね。
何気なくつけたTVから
気になる情報が流れてきました。
カビ!
高温多湿の日本の環境を考えると、
カビの撲滅は不可能に近いですが、
アレルギーの原因とも言われますし、
見た目も悪い。
できればゼロにしたい、家のカビ。
ちょっとした工夫と、
日々の努力で、
カビの発生を防ぐ方法をご紹介します。
カビが発生する条件は4つ。
こんにちは!軽井沢と上田市を中心に
天然木の家づくりをしているハピアデザイン
坂口賢一です。
暮らしを不愉快にする要因の1つがカビ!
と言っても、
過言ではないぐらい、
カビの発生は避けたいですよね。
とはいえ日本では、
カビをゼロにすることは非常に難しいのは、
発生条件が整っているからなのです。
カビが増殖する要因は
- 湿度
- 温度
- 栄養源
- 時間
4つの条件が1つでも揃わなければ、
カビが広がらないのですが、
高温多湿の日本で、
湿度を下げることが難しいうえに、
温暖化の影響で、
気温も上がっていますから、
カビにとっては好条件。
カビ菌は空気中に、
無数に浮遊していて、
条件の良い場所をみつけて
仲間を増やしていく。
だからこそ、
カビのことを知り、
できる対策を1つ1つしていきたいですね。
栄養源と時間の対策は掃除です。
カビの発生条件は3つなのですが、
広がっていく条件には
時間も大きく関わっているため、
当社では4つ、とお伝えしています。
温度、湿度、栄養源の3つの条件が揃っていても、
時間という条件が加わらなければ、
カビの発生は防げます。
それはつまり、掃除です。
NHKの「あしたが変わるトリセツショー」で、
20年間浴室にカビが発生していないお宅が紹介されていましたが、
そのポイントは毎日の掃除。
浴室を使った後、
壁や床に残る水分を取り除くことで、
赤カビや、
黒カビを防ぐことができると紹介していました。
お風呂上りに、
毎日水滴を取り除く。
道具もいらないし、
コツも不要。
お風呂上りに毎日水滴を取り除くって、
誰でもできることではありませんが、
掃除はカビ対策に、
とても有効な手段であることは
間違いないようです。
しかも栄養源である、
垢を一生懸命除去せずとも、
水分を除去で違うということは、
やはりカビは、
4つの条件が揃わなければ、
発生しないのです。
毎日、垢を除去せずに、
水分を拭き取るならできる!
と思える方、
いらっしゃるんじゃないかなぁ。
家の中、きっとキレイですよねぇ。
温度と湿度はエアコンでコントロールすれば大丈夫?
温暖化の影響で、
気温は上昇し、
さらに湿度も高く、
カビが広がる条件が揃っている日本。
それならばエアコンでコントロールすればいいと、
思われるかもしれませんが、
湿度には結露も含まれます。
外気との温度差により、
結露が発生しますので、
外気温との差を大きくし過ぎると結露が発生してしまいます。
そのため、
エアコンでのコントロールだけでは、
カビの発生を防ぐことができないのです。
窓だけではかった。家具裏の結露対策はコレだ!
結露と聞くと、
冬場の問題と思いがちですが、
実は梅雨時にも結露が発生しています。
家具の裏や、押し入れ、ウォークインクローゼット。
物を動かして、
カビていた!とういこと、ありますよね。
空気が流れ難いため
湿気やホコリが溜まります。
これだけでもカビ発生の条件となりますが、
実は結露も関係しているのです。
窓に発生する結露は、
すぐに気付くことができますが、
家具の裏や、ウォークインクロ―ゼットは気付きにくい!
さらに冬よりも梅雨時の方が、
小さな温度差で結露してしまうのです。
その理由は、湿度の高さ。
冬の結露は、
外気との温度差で発生しますが、
梅雨時の結露のポイントは水蒸気を含む空気。
水蒸気を含む空気が冷却されると、
相対湿度が高くなり、
飽和状態(相対湿度100%)となります。
このときの温度を「露点温度」といい、
空気中の水蒸気の一部が、
結露となり姿を現します。
夏の結露が冬の結露より、
厄介なのは、
小さな温度差で結露が発生してしまうこと。
要注意なのが、梅雨寒の日。
結露したとしても、
そこに湿度が滞留しなければカビは発生しません。
でも家具の裏側や、
クローゼットの奥を、
こまめにチェックするって難しいですよね。
NHKの「あしたが変わるトリセツショー」では、
壁と家具の間を4cm以上空ければ、
結露が発生しないという実験もしていました!
壁にピタっと家具をつけるのではなく、
隙間を空けるだけ!
とはいえ4cmって、
けっこう大きい、です…。
ちなみに2cmでは効果がなく、
3cmは時間がなく実験をしていませんでした。
残念!
調湿機能の高い塗り壁が有効な理由
結露の問題は、
冬だけでなく夏も忘れてはいけません。
温度差によって結露が発生しますから、
断熱性能を高めたり、
全館空調で室内を一定温度に保っておくことは、
重要なことも、
改めて認識しました。
とはいえ温暖化により、
外気と室温との差は、
どんどん大きくなっていき、
結露しやすい期間が長くなっています。
結露が防ぎにくいような状況の時、
活躍してくれるのが
調湿性能の高い塗り壁。
塗り壁と聞くと、高い!
というイメージがあるかもしれませんが、
手の届かない場所の湿度までも、
吸い取ってくれるなら、
多少のコストアップは良しとしよう!
そんな風に当社では考えて、
塗り壁を標準仕様にしています。
塗り壁といっても商品は様々。
コストパフォーマンス重視か、
調湿性能重視か…。
その辺りは立地や間取り、
そして予算を伺いながら、
ご提案させていただいています。
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